久山よ、おまえがいなくなってから三年も経つのか。年をとるごとに年月は早く流れるとは言うけれど、この三年は早かった。本当にあっという間だった。

三年か・・・昔は、三年経てば色んなことが大きく変わった。例えば中学の三年間、高校の三年間を思い出してみれば、その間にどれだけの変化があったか、誰しも思いあたるだろう。この年になって振り返ってみると、十代の頃なんかは、今とは全然違う自分が生きていたとしか思えない。だって毎朝七時に起きて、八時半から授業があって「現国」「歴史」「生物」「体育なんて一時間ずつ勉強して、昼めし食って隠れてタバコを吸って、午後はまた二時間授業があって、それから部活に出て、帰りがけに喫茶店に寄って帰宅。夕めしを食べたら、今度は受験勉強、という繰り返しの毎日を送っていたのだ—何故そんなふうにできたのか?謎である。今や朝めし食べて、あくびをして屁をひとつこいたら、もう昼、という暮らしぶりなのだから。
久山よ、おまえの暦は、2013年の11月7日で止まってしまった。そして久山のいない世界が三年も続いた。前にも書いたけど、ぼくにとって旅のツレであった久山を失ってから、ぼくは一度も旅をしていない。


