写真家・久山城正が遺したもの  -Team Shiromasa

計算できない魅力に満ちた写真家、どんな状況にあっても常にポジティブ。偶然の不思議な世界を彼流にカメラで切り取ってみせてくれる、そんな久山 城正の生き方そのものがアートでした。ときに力強く、ときに不思議で、微笑ましい数多くの作品を彼は遺しました。
本当なら、もっともっと活躍してほしかった・・・。そんな思いを込めて、彼が遺した写真作品・闘病生活や面白かった彼の思い出話などをこのサイトでご紹介しています。
また、彼が何度も何度も訪れ、無心にシャッターを切り続けた東日本大震災の風景。この圧倒的な風景の中に、彼が伝えたかった何かを、感じでいただけたらと思いスペシャルコンテンツでお届けしています。ぜひご覧下さい。

目の当たりにすることの大切さ- 「東日本大震災の風景」スペシャルサイト
> 3.11 写真家・久山城正が遺した東日本大震災の風景

Team shiromasa

「みんな元気でやっとるか」展 / 同窓会のように賑やかでした。 Hitobon

11月2日に開催された「みんな元気でやっとるか」展には、たった半日の開催にも関わらず100人近くの方々にお集まりいただきました。みなさんありがとうございました!

ハワイアンが流れ賑やかで温かい空気に包まれて、久山をツマミに思い出話で盛り上がり、まるで同窓会のよう。「みんな元気でやっとるか!」と久山の声が聞こえてくるようでした。
野田晴彦さん(笛)と赤星ゆりさん(キーボード)デュオや、俳優大谷亮介さんと草野とおるさんのウクレレと歌も華を添えてくれました。

今年の4月、なんとなく「7回忌」を「写真展」にしてやりたいな、とぼや~と思いついてから7ヶ月。
小説家の原田宗典さんに「みんな元気でやっとるか」展と名付けていただき、なんと久山にぴったりなタイトル!とイメージが決まりました。
そしてヘアメイクのコンドウさんにアイディアと強力なパワーをいただき会場設営は現実味を帯びていき、編集のプロ・純代さんが力を発揮してくれ、デザイナーの原研哉さんが素敵な本に仕上げてくれました。
コーナーテキストはカワハラさんが数回の打ち合わせを重ねて作り上げてくれ、会場のレイアウトはけーちゃんがいつもの拘りで整えてくれました。そして会場のカッコイイ看板は大阪のデザイナーWaさん。気合が入っていました!写真を貼る作業は毎日のようにたくさんの方々にお手伝いをしていただき、ヒルサイドテラスの担当の方にもご尽力いただきました。

多くの友人に恵まれ、多くの人々をつなぐことが得意だった久山です。こうしてつながった人と人との輪がこれからも続きますように、そしてもっと豊かに育ち、実ってゆきますように。

皆さん本当にありがとう!

今日11月7日は久山の命日。
あの日と同じ高くて青い空を見上げたら、久山の満面の笑顔が見えました。

Hitobon&Team Shiromasa

久山城正7回忌 「みんな元気でやっとるか」展の開催 

久山がこの世を去ってもうすぐ6年。今年の11月7日で7回忌を迎えることになり、
来る11月2日に【久山城正7回忌「みんな元気でやっとるか」展】を開催します。

会場 代官山ヒルサイドウエスト内サロンウエスト 渋谷区鉢山町13−4
(ヒルサイドテラスから徒歩で5分ほど離れた、ヒルサイドテラスの別棟になります)
入場料 無料 / どなたでも入れます。

*久山が最期に作品として遺した「花シリーズ」
*病気が発覚する直前まで通い続け個展開催が中止になった「東日本大震災の風景」
*宣言された余命を越えて行った「友人100人のポートレイト大撮影会」
*友人有志で行った四万十とハワイへの散骨のスナップ
などを展示します。

*また、デザイナー原研哉さん装丁、作家原田宗典さんの「久山との旅」(+お楽しみ談付き)を
この会限定で発表します。

*俳優の大谷亮介さん、草野とおるさんのウクレレ演奏もあります。

とにかく盛りだくさん!!
笑いに包まれた会にしたいと思っています。

代官山駅からは少し歩きますが、気持ちのいい秋を感じつつ、どうぞふらっとお立ち寄り下さい。
目の前には西郷山公園(運がよければ富士山が見える)もありお子様も遊べます。
晴れ男の久山のことですから、きっと晴れると思います(笑)

みなさまにお会いできるのを、楽しみにしております。

よろしくお願いいたします。

Team Shiromasa

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久山との旅 / 7回忌のこと 原田宗典

 来る11月2日(土)14時から19時まで代官山ヒルサイドテラスサロンウエスト(渋谷区鉢山町13の4)にて、久山城正7回忌「みんな元気でやっとるか」展を催すことになった。会場には、過去久山が撮った写真の数々を展示し、この「久山との旅」も簡易製本して販売する予定である。生前、久山と親交のあった人、全然関係なかった人も入場無料なので、原田宗典目当ての人もぜひ来て下さい。サインでもハグでもキスでも何でもしますよ。
 さて、7回忌に先立って、先日、久山の書いた日記を一気に読んだ。2012年1月21日から、2013年5月30日までの日記だ。初めの方は短いが、日を追うにつれ長く濃い内容になっている。いわゆる闘病記だから読むのが辛いところもあったが、読んでよかった、と思う。久山と再会したような気持ちになれたからだ。
 一番最初の日は、こんなふうに始まる。

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久山との旅 / 五年か。 原田宗典

最近、時の流れについてぼんやり考えることが多い。年のせいかなあ。1日は嫌になるほど長いのに、一週間はものすごく早い。一ヶ月も、一年も、あっという間に過ぎていく。久山が逝ってしまってからの五年にしてもそうだ。十五歳から二十歳までの五年は、あんなに濃密だったのに五十五歳から六十歳までの五年間に自分は何をしたろうか?比べてみると、何だか虚しくなってしまう。同じ五年のはずなのに、まったく違う時の流れだ。不思議なものだなあ。
閑話休題。 続きを読む

久山との旅 / 生誕60年  原田宗典 

今日は6月7日、久山の誕生日だ。生きていたら60歳。つまり還暦だ。うわあー、びっくり。60歳だなんて想像もつかないや。と、かく言うぼく自身も同級性だから来年の3月にはやっぱり還暦を迎えるんだから、驚いてる場合じゃないよね。
そういえば一昨日の6月5日、やはり同級性の原研哉の還暦祝いがあった。実に盛況でね。原はバーテンダーになって大勢の客たちにマティーニを作ってふるまっていた。原はぼくにとっても久山にとっても自慢の友達だ。「あともう少し一緒に生きていたいから、久山みたいに急にいなくなったりするなよ。おれは淋しがりやなんだからな」と手紙を書いて渡したよ。うん、嬉しそうにしてたな。
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あの日を決して忘れない -Team Shiromasa

東日本大震災から7年。
犠牲になられた多くの方々の魂が、天国で穏やかでありますようお祈りいたします。
-Team Shiromasa

久山城正
目のあたりにすることの大切さ-「東日本大震災の風景」

>311 東日本大震災 – 津波 写真家・久山城正が遺した風景
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秋晴れの11月7日 Hitobon

今年もあの時と同じ秋晴れでした。
11月7日は特別な日。

4年経ち、彼が遺してくれた人との繫がりは輝きを増して膨らんでいます。

今年も沢山の方からメールやお電話をいただき、毎年恒例の顔ぶれが自宅に集まりました。

久山の誕生月6月に生まれた2歳のH君。なんだかやんちゃぶりが久山に似ています。ちっともじっとしていないのに祭壇の前でちゃんと手を合わせてご挨拶してくれました。

そして今回は、ちっちゃな新入りが登場!今年、やっぱり6月に生まれた久山の2人目の孫、大きな目をしたRちゃんです。一所懸命祭壇の久山にずっと話しかけていました。おしゃべり上手になりそうな男の子です。

愛犬のくまは、もうすぐ7才。全体的に白っぽくなってきましたが体格はがっちりしていてやんちゃぶりは久山そのもの。人間と犬が似るのもなんだか変な話ですが、似てるんです。

今年も、見えないだけで傍にいる久山を囲んでワイワイと大勢で楽しい命日を過しました。

綺麗なお花や美味しい差し入れにお菓子やフルーツ、そして心温まるメッセージ・・・。
そして、今、これを読んで下さっている方々。
遺してくれた繫がりとみなさんに感謝です。

Hitobon

 

 

久山との旅 / 「アロハにアイロン」 原田宗典

晴れた日。風が心地好い。半袖の季節だ。

洋服箪笥を開けると、右から2番目に、久山のアロハシャツが架けてある。昨年の秋に洗濯してハンガーに架け、そのまましまっておいたものだ。今年もまた、これを着られる季節がきた。
「どこへ行くの?」
背後からおふくろが声をかけてくる。
「久山のところだよ」
「あら、そう」
「ほら、これ、久山のアロハ、いいでしょう?」
「まあ、しわくちゃじゃないの」
「いいんだよ、アロハはしわくちゃの方がいいんだ」
「だめ!!アイロンかけるから脱ぎなさい」
「ええ?いいよ別に」
「絶対だめ!!アイロンかけなきゃ」
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