久山の朝のたわごと-1 Hitobon

今日は、闘病が始まって1年半が過ぎた2013年夏のことを思い出していました。
この頃は体調に波があるものの、精神的には穏やかだったように記憶しています。

久山は、目を覚ますと「ひとぼーん」と私を呼び、上半身を起こしてベッドにもたれながら色んなことを言ったり私に尋ねたりしていました。そして5分ほど会話した後、うとうととまた眠るのでした。いくつかメモを取ったものが残っているので今でも時々それを見ては、泣き笑いしています。
コレ、本人はいたって真面目だったんです。
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Shiroと旅した四万十へ 再び -Hitobon

ひとぼん、本当に今回の旅はありがとう。照りつける太陽の下で太平洋を眺めていて涙が出ました。あんな海が見たかったんです。今までの人生を振り返ってほっと出来ました。そして、そこへ続く四万十川のゆるやかでおおらかな流れを見て、心がとても落ち着きました。
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「約束をはたして桜を見たぜ。生きたぜ。」 -Hitobon

今日は、春分の日。
太陽が真東から昇って真西に沈む日。そしてお彼岸の中日です。
これから毎日少しづつ日が長くなると思うとそれだけで嬉しくなります。

今朝、いつものように祭壇にお線香とコーヒーをあげてお花を整えた後、ふと目についた久山の手帳を開けてみました。
2013/3/24「M君にTEL。これで1年前の約束をはたして桜を見たぜ。生きたぜ」と力強い字。
そう。来年の桜を見ることは難しいでしょう、と言われてから1年以上が経過していました。

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2015年のカレンダー  -Hitobon

昨年のある日のこと。
原田宗典さんに、「この家にはカレンダーがないんだね。そういう気持ちだったんだね。」と言われて私は初めて気がつきました。
2012年に久山が余命半年と診断されてから、私はカレンダーを見るのが怖かったのです。そういえば手帳をめくるのも嫌いでした。
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「くま」は4才になりました  -Hitobon

「くま」」は柴犬の男の子。生後2ヶ月でウチに来てからというものは、家中を走り回ったり、私たちにぴょんぴょん飛びついたり、椅子の脚にキツーイ甘噛みをしたり、反対に久山にいじられたりもして、夜中まで毎日毎日ハアハア言いながら必死に遊んでいました。
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もうすぐ1年 - Hitobon

久山が亡くなったのが昨年の秋、2013年11月7日
葬儀や諸々の手続きを終えた後、喪失感に苛まれながらぼんやりと年を越し、大雪が積もった庭を泣きながら1人で雪かきし、オリンピックを音もなく観戦しました。春が来て、愛犬くまと散歩しながらしみじみ桜を愛で、ワールドカップと暑い夏が終わり、秋の気配が感じられる季節を迎えました。私の中で時間は止まったままなのに、過ぎていく時は止めることが出来ません。何をしていてもしていなくても人生は過ぎていきます。
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久山城正一世一代の大撮影会/久山の日記より - Hitobon

7月6日に投稿した「久山が遺したメモNo.1」は沢山の方に読んでいただきました。皆さんありがとうございました。

久山はメモだけでなく、びっしり100ページ以上に及ぶ日記を認めておりました。久山のその時の気持ちをそのままお伝えしたいと思いましたので、撮影会のことを書いてある部分を抜粋してご紹介いたします。

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久山が遺したメモ No.1 - Hitobon

久山は闘病中に沢山のメモを残しました。カメラの赤いスタンプが押してあるものは大事なんだー、と言っていました。このスタンプのあるメモを1つずつご紹介していきながらそれに伴うstoryを掲載していきます。

久山が人生の最後に選んだ大仕事。

それは、親しい友人に集まってもらって撮影会を催すこと。 周囲を驚かせたその企画は、友人達の強力なバックアップにより「久山城正一世一代の大撮影会」と名付けられ、2012/10/20に都内のスタジオを借り切って朝~夜遅くまでぶっ通しで行われました。余命半年の末期癌宣告を受けてから8ヶ月後のことです。

<久山が遺したメモNo.1>これは撮影会直前に書いたメモです。

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