散骨したHawaiiの海へ再び Hitobon

ビーチにつながる庭には花々が咲き乱れ芝生を犬が走りまわる。真っ青な空からはジリジリ日差しが降り注ぎ、海から心地良い風が吹いている。

そんな海沿いの家で、お気に入りのアロハに短パンでカメラとレンズをセッティングしはじめる久山。
いつか絶対ハワイに住もう!と何度もイメージしてはそんな風景を夢見ていました。

久山は、ハワイが大好きでした。
携帯のメールアドレスには“aloha”が入っていましたし、ニックネームも“アロハ”
夏はアロハシャツに短パンとビーサンがおきまりでした。ジェイク・シマブクロさんとの2ショットは壁にピンナップしてありました。もちろんビーチの写真も。ウクレレはこだわりのモノと練習用を2つ持っていました。スケッチブックには「あーハワイに行きたいっ!」と大きい文字。まるで小学生の絵日記みたいにヤシの木とビーチが描いてありました。

先週、久しぶりにハワイに行ってきました。散骨以来ですから、1年5ヶ月ぶりです。
いつも祭壇に声を掛けているし、くまと神田川を散歩している時も一緒にいる感覚。なのに、これからハワイに行くと思った瞬間から『ハワイの久山に会いに行く』気分になったのですから不思議です。ハワイ在住のバートとエルちゃん。東京からウチヤマが同行してくれて、アラモアナからカハラ、そしてパワースポットのマカプウ経由で海沿いを思い出のビーチへ向かいました。とびっきりの快晴の中、テンションはどんどん上がってゴキゲンで目的の町に到着。でも車を降りてビーチに向かっている時、なんだか故郷に帰ってきたような懐かしい空気に包まれて立ち止まりました。Shiroがいる・・・。大きくて優しいオーラに包まれた不思議な感覚でした。

私は久山と一緒にハワイに行ったことがありません。
2015年11月の久山の散骨。それが、彼と一緒に行った初めてのハワイでした。
散骨は、ビーチに近いレンタルハウスを借りコンドウさん中心に友人10人が準備をしてくれました。そして当日合流してくれた友人を含め総勢20人に見守ってもらいながら、久山を海に見送りました。わずかな日程でしたが、そういうことがあったから懐かしい気持ちになったのかもしれません。そして、この町は久山とイメージしていた風景にとても似ています。絶対に住もうね、と言っていた場所がきっとここだったのです。

両手からこぼれ落ちるほどの白いプルメリアを買って、エメラルドグリーンの海に流しました。

照りつける太陽の下、水着でお墓参り。
こんなに開放的で幸せなオーラに包まれたお墓参りが出来るなんて、最高です。

Shiro、たくさんの贈り物をありがとう。

IMG_8975
Hitobon

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