【繋人】もう三年?まだ三年?   河野浩士

「早いものでもう3年」などと言いつつも、久山さんがあちらの世界に移住してから、じつは、たった3年とは思えないほど、いろんなことが、私には起きています。むしろ「えっ!まだ3年?」かもしれません。
たとえば、つい最近の出来事で言えば、今年の7月1日、この年齢で初めて子ども(娘)を授かって、ただいま腰痛と闘いながら子育て奮闘中。久山さんにも今年お孫さんができたそうですが、なんとうちの娘は同級生ということになるわけです。

それにしても、こうして何か嬉しいことがあるたびに、あるいは何かしんどいことがあるたびに「久山さんがいれば何と言うかなあ、一緒に酒でも飲めたらいいのになあ」と、いつもいつも思わずにはいられません。まあ実際に久山さんがいたならば、案外何も大した話なんぞせず、ただくだらない話を一緒にしながらダラダラ飲むだけなのかも・・・ですけどね。
いずれにせよ、当初はこの感情の意味するところは、まさに「久山さんがいなくなったことの、穴が開いたような喪失感」でした。しかし、最近ではちょっと違ってきているのです。
「久山さんがいたら・・・」と考えることで、何と言ったらいいのか、たとえば本当に久山さんが、どこかで見ているような、何か喋っているような・・・。久山さんの身体は消えたのですが、私の心の中には、久山さんが、どっかと安定した位置を占めていると言ったらいいかもしれません。それは決して寂しいだとか、悲しいなんていう感情でとはまったく違い、むしろ心ぽっとが温かかくなるような心地よさ。よく人は「心の中に生き続ける」なんてことを言います。そういえば、10年前に旅立った私の母も、今や心の中に定住していますが、そういうことが、絵空事ではなく本当の話なんだということを、最近ずっしりと実感しているところです。

そして、仁子さんから「3年経ちました」の連絡をもらって今思うことは、久山さんが、我々に最後に残していってくれた、皆さんとの関係を大切にしたいということ。といっっても、特別たいそうな考えがあるわけでも何でもありません。ただ、やっぱりくだらない話をしながら、ダラダラ飲んだりしたい、ただただそれだけのことです。久山さん、そういうことでいいんですよね?

河野浩士

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