久山との旅 / 彼のアロハシャツ 原田宗典

5月11日。風の強い日だ。
午前中、近所を散歩すると、汗ばむほど暑かった。帰宅してニュースを見ると、東京の気温は、もう25度まで上がっているという。
「お、いよいよ出番だな」
そう思ってぼくはタンスの中からきれいに折り畳んだアロハシャツを取り出した。
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