久山さんが病と闘っている時に言っていたことの中で、
「散骨」
と言うことを、私は伝えられていました。
なんせ、病院から退院してきて、必ずすぐに髪を切りに来る久山さん。
前にもここ☆に書かせていただきましたが、
常に「カッコイイ」にこだわっていたので、当然と言えば当然。
ある髪を切りに来た日に突然、
「今日、東急ハンズに寄って買ってきたんだよ〜〜」と。
「なにを?」と私が聞くと
「え??ミルだよ、ミル! 散骨する為に細かくしないといけないからね」と。
その頃から、「散骨をHAWAIIで・・」と言う久山さんの意思がありました。
そして今年の5月に仁子さんとHAWAIIでの「散骨」について、相談を始めました。
何にもわからないところからのスタートで、調べなきゃいけない事が山のようにあって・・・
初めての事だし、海外だし、簡単にいかないかも?!と、思い始めた矢先・・・
ここで先に書きますが、今回の「HAWAIIでの散骨」に関しては、もう、あり得ないくらいの偶然がたくさんあったのです。
まず、「散骨」の仕方がわからず、調べないといけないな〜と思っていると、私の担当しているお客様から、
「先月、ハワイで散骨してきたんだよね〜〜」と、調べなきゃいけないと思っていた情報をかなりたくさん教えてもらえました。
更に、みんなで泊まるところは一軒家を探さないといけないけど、場所はどうしよう・・と思っていれば、凄くいい条件でいい場所の情報が入ってくる。
あげればきりがない位の、流れのように色々と決まっていき、まるで
「そうなるようになっていた」
そういう流れで、11月21日のHAWAIIでの散骨に向かって行きました。
11月21日に、HAWAIIでの「散骨」を決め、総勢20名もの方が参加表明をしてくださり、「散骨の日」を迎えました。
11月は雨季という事もあり、二日前からHAWAII入りをしたものの、雨、雨、雨・・
「う〜〜ん、当日は大丈夫かな??」と思うものの、
「ま、大丈夫でしょ」と言う、なんだか絶対的な自信。
案の定、当日は急に「パッカーーーン」と晴れて、あまりにも晴れるから
「ちょっと、凄すぎるんですけど・・」と。
朝からみんなでBBQの準備。
お部屋のリビングに、ハワイ風に飾り付けた祭壇を作り、その周りでみんなでお酒を飲んだり食べたり。
(※久山さんのメモに、お葬式の仕方はこうして欲しいと書いてあったのでした)
いよいよ散骨をする時間を迎えた時、今日イチの日差し!
凄く良い香りのプルメリアのレイをして、みんなで海へ・・
実はこの海の場所は私が勝手に決めたのですが、
家で写真を見ていた仁子さんから、久山さんがこの場所をとても気に入っていた事が後から判明し、まるで導かれたようだな・・と。
偶然と奇跡のような事だらけ!
そしてプルメリアのお花が漂う中、
とても素敵に、とても綺麗に、散骨は終了しました。
みんなでビーチから海を眺めていると、急にお天気雨がハラハラと・・
久山さんが喜んで、嬉し泣きしてくれているんだなぁ〜って、思っちゃいました。
久山さんは「俺を伝説にしてくれぃ〜」と、言ってましたが、
そんな散骨だったと思うし、みんなの心にしっかり刻まれたし、もはや伝説作りましたね。
さすが!カッコイイ事が大好きだった「久山さんの散骨」だったなぁ
コンドウ