Shiro、もう2年経つんだね…。
初めて会った時、Shiroはオートバイで事故ってて、松葉杖だった。
次に会った時、ShiroはMonument Valleyで風邪ひいて寝込んだ。
その次に会った時、Shiroは悩んどった。
次の次の次に会った時、Shiroは病気になってた。
私が”久山君”という存在を知ったのはもう20年以上も前だけど、
初めてShiroに会ったのは確か8年程前だった。
私は、Hitobonが、Okuと呼ばれていたハチャメチャな大阪時代からの友達。
オートバイの教習所のロッカールームで初めて逢って、同類のにおい?を感じてから今に至ってる。
大阪に居た頃のOku は色んなことしてて、私はかなり心配した。
そんなOkuの辛いとき、必ず出てくる名前が”久山君”だった。
何でも話せて、聞いてくれて、ホッとさせてくれる久山カウンセリング。
そんな存在だったみたい。
Okuは東京に行ってからも、久山カウンセラーに支えられていた。
そんな二人がPartnerになってから私はやっとShiroに会えた。
髪の毛が虹色とかモヒカンとか、昔の話を聞いてたからかなり覚悟して待ち合わせの場所に行ったんだけど、初めて会ったShiroは普通にカッコよくて、ほのぼのとしてて優しい人だった。
細身で黒で決めてたけど、やっぱし片足はゾウリだった。ケンケンもしてた。
でも何よりもOkuがリラックスしてて、やっと収まるところに収まったと、本当に嬉しかった。
そこからShiroとの付き合いが始まった。
ShiroとOkuが年末に遊びに来てくれた。その時うちの近所を散歩しながら、軽く撮ってた写真は、
やっぱしProfessional-Photographerのものだった。
しょぱなから感心させてくれたのに、肝心のMonument Valleyでは大晦日の夜、我が息子の風邪をもらって、ウンウン唸って寝込んでしまった。
しんどかっただろうに、でも周りに気を使わせないようにしていたShiroだった。
お雑煮用の鶏ガラスープをもうえっちゅうくらい何時間もかけて作ってくれた。本当はアッサリ系のスープでよかったんだけど……。
その頃料理関係の撮影してて、先生直々のうんちくたれてたから、口出しできんかった。
でも美味いお雑煮だったね。
日本でKrispy Kremeに並ぶ奴らの気がしれん! たかがドーナッツやん!と言いながら、
買い物途中にあったKrispy Kremeに入って、紙でできた”あんたのbirthday”用の冠を被って嬉しそうにほおばってた。
そんなに食べたかったんだ…。
我が虫好きな息子のために、Okuが群馬へ旅行をアレンジしてくれた。その時の Shiro は元気なかったね。
それから暫くしてShiro の病気が発覚した。
ShiroとOku と一緒にAlaska とかもっと色んな所へきたかった。今となってはしゃーないからOku だけ連れて行く!
Salmon釣って料理して欲しかったな……。
2013年の5月に日本帰って、その日は体調がいいって事で、Shiro ん家に行った。
帰る時、これが最後になるかもしれないと思ってbig hugしようと思ったけどその思いを悟られたくなかったから普通のhugにした。
本当はおもっきしHugしたかったんだ。来年も会おうねって言いたかったんだ。
そして、その年の11月にShiro はOkuに看取られて逝ってしまった。
Shiro かっこ悪い話バラしてごめんね。でも大好きだよ。
Misuzu from L.A