昨年のある日のこと。
原田宗典さんに、「この家にはカレンダーがないんだね。そういう気持ちだったんだね。」と言われて私は初めて気がつきました。
2012年に久山が余命半年と診断されてから、私はカレンダーを見るのが怖かったのです。そういえば手帳をめくるのも嫌いでした。
そして2013年11月に久山が亡くなってから、今度は違う意味で興味のないものになってしまい、2014年は壁にも机にもカレンダーはありませんでした。
そんなことを考えながら、今年は小さい卓上カレンダーを買いました。
ポカポカと気持ちの良い今日の昼下がり。
リビングのソファで暖かい陽射しを感じてボーっとしていたら、私の今年のテーマがふっと浮かんできたのです。
そうすることが大好きだった久山が話しかけてくれた気がしました。
キラキラと輝く1年にしたいと思います。
Hitobon