久山は闘病中に沢山のメモを残しました。カメラの赤いスタンプが押してあるものは大事なんだー、と言っていました。このスタンプのあるメモを1つずつご紹介していきながらそれに伴うstoryを掲載していきます。
久山が人生の最後に選んだ大仕事。
それは、親しい友人に集まってもらって撮影会を催すこと。 周囲を驚かせたその企画は、友人達の強力なバックアップにより「久山城正一世一代の大撮影会」と名付けられ、2012/10/20に都内のスタジオを借り切って朝~夜遅くまでぶっ通しで行われました。余命半年の末期癌宣告を受けてから8ヶ月後のことです。
<久山が遺したメモNo.1>これは撮影会直前に書いたメモです。
そして下記は当日彼が全員に配ったメッセージです。
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本日はお忙しい中、誠に勝手な企画、「久山城正一世一代の大撮影会」にご参加いただきましてほんとうに感謝しております。
今この挨拶文を認めながら、今まで公私にわたり私を支えてきてくれた友人諸氏と一堂に会する時間を作れる事をほんとうに嬉しく感じています。
今年にはいり突然末期癌の宣告を受けた私は、残っている今後の人生を、そしてほぼ人生そのものと重ねてきた写真活動を、いったいどうしたらよいものかとずいぶん考えました。
ひと段落をつける意味合いで、個展を開催して私の今までの活動を皆様の心に留めていただこうかと思いましたが、私は現場でシャッターを切ることが大好きでしたので、最後の大仕事は写真を撮ることで終わらせようを決めました。
もちろん今後写真を撮ることを辞めるわけではありませんが、この撮影会は私の人生の1つのけじめとしてお考えいただければと思います。
皆さん、今日はいい顔をしてカメラの前に立ってください!
平成24年10月20日 久山城正
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久山は、もっともっとたくさんの方々に声をかけたくて随分悩んでおりました。 ですが、体力と時間の関係で100人が限界でした。お声がけできなかった方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。
撮影会の準備で走り回ってくださった方々、当日駆けつけてくださった方々、終日サポートをして下さった方々、久山組カメラマンの皆さん、こんなに素敵な時間を過ごせた久山城正はサイコーに幸せ者です!
久山組カメラマンの方々がこの日のスナップ写真を沢山残してくれました。どの写真も久山とびっきりの笑顔です。
いつまでも忘れません。忘れられません。 本当にありがとうございました。
Hitobon
あれは一昨年の話だったんですね。時が経つのは早いような遅いような・・・
河野
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やさしさと特別な感性を持ち合わせた人物、同級生であることを誇りに思っています。生きていれば、もっともっと、彼からたくさんのことを学びたかった。
東京で一緒に飲んだことをが脳裏を巡ります。
花谷
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花谷さん
嬉しいメッセージをありがとうございました。声に出して祭壇の久山に伝えました!うれし泣きしてると思います。
これからまだまだ味が出てきそうな人でしたから、、、本当に残念です。
Hitobon
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